クレジットカードはECサイトで広く利用されている決済手段である一方、盗用されたカード情報などを悪用した不正利用への対策が重要になっています。
一般社団法人日本クレジット協会によると、2025年のクレジットカード不正利用被害額は510.5億円となっており、依然として高い水準が続いています。
EC事業者さまは、クレジットカード情報の漏えいを防ぐ対策に加えて、盗用されたカード情報などによる不正利用を防止するための対策を講じることが重要です。
本記事では、クレジットカードの利用動向や不正利用被害の現状を踏まえ、EC事業者さまに求められる不正利用対策について解説します。
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目次
クレジットカードの不正使用被害の実績
一般社団法人日本クレジット協会によると、2025年のクレジットカード不正利用被害額は510.5億円でした。過去最多となった2024年の555.0億円からは減少したものの、依然として高い水準が続いています。なかでも、クレジットカード番号などを不正に入手して悪用する「番号盗用」による被害額は475.4億円で、不正利用被害全体の93.1%を占めています。
カード情報が不正に取得される手口には、フィッシングによる窃取やECサイトへの不正アクセス、クレジットカード番号を機械的に生成するクレジットマスターなどがあります。
EC事業者さまは、カード情報そのものの漏えいを防ぐ対策だけでなく、すでに盗用されたカード情報などが自社のECサイトで不正利用されることを防ぐ対策も講じることが重要です。
※出典:一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害額の発生状況」(2026年3月発表)
不正使用の具体的な手口については、以下の記事で詳しく解説しております。
クレジットカードの不正利用の手口とは?原因と被害を防ぐ対策を解説
近年急増している手口については、以下の記事で詳しく解説しております。
急増するクレジットマスターアタックとは?事業者が受ける被害と対策について解説
EC事業者さまに必要な不正使用対策

EC事業者さまは、クレジットカード情報の漏えい防止策に加え、ECサイトにおいて盗用カードなどによる不正使用を防ぐための対策が必要です。現在は、決済時の対策だけでなく、不正なアカウント作成やアカウント乗っ取りなども考慮し、決済前から決済後まで一連の取引に応じた対策を講じることが重要です。EC事業者さまは、自社の取り扱う商品・サービスや不正使用の発生状況などを踏まえ、適切な対策を実施する必要があります。
クレジットカード・セキュリティガイドラインや、EC事業者さまに求められるセキュリティ対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

クレジットカード・セキュリティガイドライン6.0で必要な対策を解説
不正ログイン対策
不正ログイン対策は、第三者による不正なアカウント作成やアカウント乗っ取りなどを防ぐための対策です。
具体的には、不審なIPアドレスからのアクセス制限、多要素認証による本人確認、ログイン試行回数の制限などがあります。EC事業者さまは、「会員登録時」「会員ログイン時」「属性情報変更時」など、それぞれの場面における不正利用のリスクに応じて、適切な対策を実施する必要があります。
本人認証(3Dセキュア)
本人認証とは、クレジットカードご利用者本人であることを確認する仕組みです。現在はEMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)が標準で、クレジットカード・セキュリティガイドラインにより、2025年4月以降EC加盟店には原則として導入が求められています。従来のパスワード入力型と異なり、リスクベース認証によって不正の疑いがある取引のみ追加認証を行うため、かご落ちを抑えながら不正利用を防げます。
EMV 3-Dセキュアの義務化と対応手順については、以下の記事で詳しく解説しております。
3Dセキュア2.0の導入が義務化!ECサイトに必要な不正防止対策とは
サービスの仕様は、以下のページで詳しくご紹介しております。
本人認証サービス(EMV 3-Dセキュア)
不正検知
不正検知は、ECサイトにおける取引情報や利用者の属性・行動などを分析し、不正使用の可能性がある取引を検知する対策です。不審な取引を検知し、必要に応じて取引を保留・拒否することで、盗用されたクレジットカードによる不正使用の防止につなげます。
配送・商品受け渡し時の対策
決済後においても、商品の配送先や受け渡し方法などを確認することで、不正使用による被害を防止することが重要です。不正使用の発生状況や取り扱う商品・サービスに応じて、配送先情報の確認など適切な対策を実施します。
クレジットカードの不正利用対策ならSBペイメントサービス
SBペイメントサービスでは、EC事業者さまのクレジットカード不正利用対策を支援するため、本人認証サービス「EMV 3-Dセキュア」や「AI不正検知」などを提供しています。
AI不正検知では、当社が保有する決済データと機械学習を活用し、不正利用の可能性を判定します。事業者さまのニーズに合わせたプランをご用意しており、EMV 3-Dセキュアなどと組み合わせることで、不正利用対策の強化につなげることができます。
クレジットカード決済の導入や、不正利用対策についてお困りの事業者さまは、ぜひSBペイメントサービスへご相談ください。
AI不正検知の機能の詳細やプラン体系については、以下のページで詳しくご紹介しております。

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3Dセキュア導入によるカゴ落ちを抑えたAI不正検知の事例は、以下のページでご紹介しております

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よくあるご質問
- Q.
- クレジットカードの不正利用にはどのような手口がありますか?
- A.
- クレジットカードの不正利用には、フィッシングやECサイトへの不正アクセスなどによって盗まれたカード情報を利用する「なりすまし」や、機械的にカード番号を生成して有効なカード情報を探し出す「クレジットマスター」などがあります。
また、不正に取得したID・パスワードでECサイトの会員アカウントへログインし、登録済みのカード情報などを悪用する「アカウント乗っ取り」にも注意が必要です。
- Q.
- EC事業者にはどのようなクレジットカードの不正利用対策が必要ですか?
- A.
- EC事業者さまには、本人認証サービス「EMV 3-Dセキュア」の導入をはじめ、不正ログイン対策や不正検知など、ECサイトの状況や不正利用リスクに応じた対策が求められます。
具体的な対策については、最新のクレジットカード・セキュリティガイドラインを確認し、自社のECサイトに必要な対策を講じることが重要です。
- Q.
- クレジットカードの不正利用対策を行うことで、EC事業者にはどのようなメリットがありますか?
- A.
- クレジットカードの不正利用対策を行うことで、不正な取引による商品・サービスの損失やチャージバックのリスク軽減につながります。
また、お客さまが安心してクレジットカードを利用できる環境を整えることは、ECサイトの信頼性を高め、安定したサイト運営につなげるうえでも重要です。
その他のご不明点はFAQ よくあるご質問をご確認ください。



